このコーナーでは観光による地域経済の活性化についての取り組みをご紹介したいと思います。
まず小田原の観光といえば何といっても小田原城であります。
小田原市民の誇りでもあります小田原城は現在の天守閣が昭和35年に再建をされてすでに60年近くが経過し、老朽化や耐震化の問題がありました。
そこで平成27年から本格的な改修に着手し、平成28年の5月にリニューアルオープンしました。
この大改修により天守閣の耐震を済ませると同時に北条期における歴史の資料の展示、収集に力を注ぎ内容を一新しています。
以前は天守閣の年間の入場者は多くても50万人ぐらいだったんですが、このリニューアルにより一気に80万人台に観光客が大きく増えました。 またこの大改修において最上部4層のところに当時戦勝の神様として祀られていた『摩利支天像』を再現いたしまして、それを安置する空間を地元の木材を使って再現し、木の街小田原の魅力もこの改装によって大いにPRができるようになりました。
現在はこの新しくなった天守閣を中心に、そのすぐ下には常盤木門の中に『常盤木門SAMURAI館』、そして二の丸広場の『歴史見聞館』には風魔忍者を取り扱った『NINJA館』がオープンし、この3つの施設によって国内の観光客だけではなく、いわゆる海外のインバウンドのお客様も大勢お越しになるようになって、お城周辺は活況を呈しています。
昨年は北条早雲公没後500年ということもあり、その記念イベントでプロジェクションマッピング世界大会も行いました。
そこでは数日間の開催でたいへん多くの方がお越しになり、世界中からの注目を集めたところです。
これからも小田原の市民の誇りの中心をなすこの小田原城を核にして、多くの方に観光でお越しいただけるまちづくりを進めていきたいと考えています。