このコーナーでは命を守る取り組みについてお話をさせていただきます。
ここは酒匂川の堤防の上でありますが昨年の10月12日の夜に来襲した台風19号の時にはここの堤防のすぐ天板の近くまで 水位が上がりました。
またこの酒匂川ではなく山王川、久野川そして狩川においてもやはり水位は相当上がりまして狩川流域また山王川、久野川流域では溢水あるいは床上、床下浸水の被害がありました。
これから気候変動が進みまして昨年の台風のような被害が毎年発生することも考えていかなければなりません。
昨年の台風19号の後本市では神奈川県に対してこの河川の浸水溢水対策としてこの土砂の浚渫(しゅんせつ)を県に強く要望をさせていただきました。
河床が上がってきておりますので上流で大量の雨が降りますとすぐ水位が上がり溢水(いっすい)の危険性が出てきています。 こうした取り組みにつきましては市だけでは限界がありますので県あるいは国等にも連携をしっかり図っていきながら対策を進める必要があります。
こうした河川というのは災害発生時には私たち住民の命を脅かすことはありますけれども基本的にはなんといっても地域を潤す命の川です。
日常的に環境整備に取り組むとともに災害が発生した時にも大きな被害が出ないようにさまざまな観点から災害対策を進めていく必要があると考えておりしっかり取り組んでいきたいと思います。