加藤けんいち

おだわらを拓く力(加藤けんいち後援会)

3大案件やまちづくりの動き

こんにちは、小田原市長の加藤です。小田原市の3大案件やまちづくりの動きについてお話をさせていただきます。

私が就任した2008年5月当初もそうですし、この間の8年間でもずっと言われ続けてきた大きなテーマはいわゆる三大案件というものでございます。かつての名称で言いますと城下町ホール、その後市民ホール、現在は芸術文化創造センター。そして閉鎖の続いていた小田原地下街。更に小田原駅のお城通り再開発。この三つの案件に対してどのように取り組むかが市政の中で一貫して問われて参りました。様々な経過の中で多くの方たちのご尽力を頂いて、それぞれ着々と事業の整備が進んできております。

まず一番最初に形になりましたのは地下街でございます。平成26年の11月1日、長年単なる地下通路として暗かった地下街がハルネ小田原として新しい装いのもとに開店することができました。地域の中で小田原らしい物産を取り扱う様々な店舗、あるいは全国的に店舗展開されている全国チェーンも含めて多くのお店に入っていただいたわけであります。また地下街は単なる商業施設ではなくて都市計画道路が入った公共の通路でもありますし、また雨にぬれずに駅から行ける貴重な公共空間であります。従って店舗以外のスペースを様々な形で公共で使って行く、市民の方たちの広場として使っていただく、こういう取組みも動いております。すでに、オープンから1年半近くが経過しておりますけれども、おかげさまで年間通して日々にぎやかに皆さんに集っていただいているところでございます。小田原の経済の活性化にこれから大いに力を発揮していくものと考えています。

二つ目のお城通り地区再開発、これもこの開発計画が動いてからすでに四半世紀以上経過するという長い年月の中で様々紆余曲折がありましたけれども、平成27年11月にまずは第一期の工事でありますお城側の半分の敷地、こちらに駐車場367台と、一階部分に市民会館から移転した市民交流センターを入れて新しい施設としてスタートを切ることができました。特に一階部分に設置をさせていただきました小田原市民交流センターUMECOにつきましては、かつての市民会館にありました市民活動サポートの機能をより一層強化するとともに、広いスペース、様々な利用ができるよう空間に工夫を加えまして既に多くの方たちにお使いいただいております。

このお城通り地区につきましては残り半分、すなわち、駅寄りの半分についしてはすでに策定がされております事業構想の案をベースに、駅周辺に設置が望まれていてまだ設置がされていない、たとえば都市型のホテル、またお濠の方から移転を考えております小田原図書館のライブラリー機能、また駅周辺にこれも早く設置が望まれております子育て支援関係の機能、こういったものも盛り込んだ新しい公益の交流拠点としての整備を進め、平成31年度には新しい形でスタートしていくという事になっております。

さてもう一つの芸術文化創造センター、こちらにつきましては就任以降市民のみなさまと共に一から構想の練り直しをさせていただきまして、基本構想を作り、基本計画を立て直し、そして基本設計、実施設計までたどり着きましたが、折からの建設需要の好調によるコスト高のあおりを受けまして昨年平成27年の7月に入札が不調になってしまいました。それを受けて、これからどのような形で整備していくか、今まさにさまざまな観点から具体化に向けた検討を続行中でありまして、皆様にきちんと説明し、機能整備をこれから順次進めて行くことになろうかと思います。

そのほか民間の方でも、かつてのベルジュがトザンイーストとしてリニューアルされまして駅前の新たな顔が整備されています。またダイヤ街につきましても小田原市の進めていく都市廊政策の一環で緑化事業が進みまして、これまで無味乾燥だったような通りが緑でおおわれて潤っていく、こういう取組みがスタートしています。これにつきましても今年の3月には錦通り、来年度はお堀端通りと広めていきまして、順次町中の緑化整備が進んでいくという状況でございます。

特に三大案件につきましてはこれからもしっかりと取り組みを進めて行きたいと考えています。