加藤けんいち

おだわらを拓く力(加藤けんいち後援会)

防災の取り組みについて

こんにちは小田原市長の加藤です。豊かな地域資源を活かした地域経済活性化についてお話させていただきます。

小田原は全国的に見てもまれにみる様々な地域資源を一堂に集めたオールインワンの地域であります。地域の経済につながってくる豊富な地域資源をたくさん持っていますので、これを活かした取り組みを様々な分野で立ち上げてきました。経済の元になります、第一次産業、農林水産業の分野になりますが、農業につきましてはこの間の湘南ゴールドあるいは十郎梅などの既に立ち上がっている農産物を使ったブランド化の事業に加えまして、これからの地域農業の新しい目玉になってゆくものとして、オリーブの栽培に着手し、この間多くの農家の方々に苗木を植え始めていただいております。

森林、林業や木材の分野、こちらについてもこれまで豊富な木材を持っていながらその木材価値ということが地域の経済にあまり活かされていませんでしたが、森林の整備に携わる方たち、木材を製材する方たち、またそれを加工する建築関係あるいは木工関係、こういった方々が一堂に会しまして森林林業・木材産業の活性化の取り組みをさまざまに進めてまいりました。小田原の市役所の中、あるいは様々な公共空間などの木質化を進めておりますとともに、子どもたちを含めた市民の皆様の暮らしの中に、木が沢山あふれるように、ウッドスタート事業ですとか、木のおもちゃを使ったまちづくりなど様々進めてきております。

水産分野。まあ、小田原といえば魚なわけでありますが、非常に恵まれた漁場のなかで豊富な魚種の魚が年間を通して上がります。これをもっと、もっとブランド化しようということで、「小田原城前魚」というものを選定させていただき、新しい商品開発をたくさん進めさせていただいております。また、地魚がいろいろなお店で食べられるように、地魚愛用店ということも多くのお店に登録していただいております。

農林・水産業だけでなく様々なモノづくり、あるいはおいしいものの粋を集める場所としても平成26年11月にオープンしたHaRuNe小田原、この中に地場産を取り扱うお店に沢山入っていただきました。ここを通じて小田原の魅力や活力を市の内外に発信する、こういった取り組みも始めております。また、市民の方たちに小田原土産として良いものを選んでいただき「小田原セレクション事業」を行いまして、今年度は第2弾ということで「女性が選ぶ小田原土産」ということでこういったセレクションもはじめています。

また小田原はこれから観光に力を入れてゆきますが、小田原城、小田原駅周辺、かつての政財界の重鎮や北原白秋などの文学者など、こういう人たちが好んで、愛して住んだあのあたりに小田原観光まち歩きの拠点を今作っております。多くの方たちに、あのエリアにお越していただき歩いていただけるまちづくり、これを市内全域に広げてゆき、そういった方たちがより長く滞在して、より多く消費をして、またおいしいものを食べていただいて、小田原ファンを増やしてゆく。こういったものが地域の経済に観光の観点から更なる活気を与えてゆくものと思っております。

そういった様々なレベルの取り組みがありますが、全体として小田原が持つ豊富な資源を活かして、それをなおかつ観光の切り口からさらに具体的に立ち上げてゆきながら、地域の経済の活性化をより一層に進めてゆこうと考えております。