加藤けんいち

おだわらを拓く力(加藤けんいち後援会)

小田原市の医療費助成の取り組みについて

みなさんこんにちは。 小田原市長の加藤です。
小田原市の医療費助成の取り組みについてお話をいたします。

子どもたちのいのちを守るために安心して地域の医療を受けたい、その費用を出来るだけ安く、そして安いからこそいつでも安心してかかれるようにしたい、これは子育てをされている全ての親御さんたちの共通の思いだと思います。 そういう思いを受けて、いま全ての自治体において医療費に対する助成制度を導入しております。 ただ残念ながら、これは国の制度ではございませんで、それぞれの自治体の財政の余力に応じて、この医療費助成の対象年齢が、小さい子までしかみられなかったり、あるいは大きい子までみられたりの差がございます。

小田原市は、私が就任する前までは未就学児童、すなわち小学校に上がる前までのお子さん達については小児医療費の助成をしていこうということで取り組みをしてきました。 ただ、今、どこの自治体も、より多くの子育て世代に住んでほしい、引っ越して来てほしいと思っていますので、小児医療費の対象年齢を引き上げるということがある意味競争のようになっていますね。 一学年引き上げると、大体3千万から5千万円くらい自治体の医療費の負担が増えるといわれています。 ですから、医療費の助成の枠を引き上げるということは、そのまま自治体の財政の負担になるんですけれども、そうしてでも、やはり多くの子どもたちの健やかないのちを守りたい、そして子育て世代の方たちに、子育てをするなら小田原だという風に思ってもらいたいということで、私も昨年度からこの小児医療費の対象年齢の引き上げを行いました。 小田原市も、小学校3年生まで、医療費の助成が受けられるようになっています。

今後でありますけれども、財政状況のいいところは6年生までとか、中学生までとかいう風にどんどん上げておりまして、本当に、これは自治体間の競争のようになっておりますけれども、もちろん小田原市も、これから財政の状況等にらめっこをしながら、出来るだけ対象年齢の引き上げを目指していきたいと思っています。

又、子どもたちのいのちを守る取り組みは、この医療費助成の話だけではございません。 様々な面で、食育、あるいは安定した環境で子供達に学んでもらうための少人数学級、また地域総ぐるみで子どもたちを育てるための取り組み、様々な面でこの子どもたちを健やかに育てる取り組みというのは、なされなければいけません。 小田原は、恵まれた環境を持っておりますので、こういうトータルな環境を充分に生かした小田原にしかできない子育て環境を、これからも整えて行きたいと思っております。