みなさん、こんにちは。
小田原市長の加藤です。
小田原市の子育ての取り組みについてお話しいたします。
これから超高齢化が進み、そしてそれを支えていく若い世代がどんどん減っていく中で、さらに若い世代、すなわち、子どもたちを健やかに育てる、そしてより多くの子どもたちにこの小田原で元気に育っていただくために、子育て支援策は極めて重要なテーマであります。 小田原市も様々なことをやっておりますが、大きく2つお話をしたいと思います。
1つは、いま日本中で問題になっております待機児童対策であります。 そもそも小田原市は神奈川県内でもこの保育施設の数その定員の枠というのが、県内他市に比べると比較的多いですね。 ですから、よその市に比べると小田原市の待機児童の数はそもそもレベルはとても低いのですけど、それでも毎年数十人のお子さんが入園できない状況がございました。 これまでも民間の保育園に方たちに定員の目一杯の入園の確保をしてもらってきましたけれど、それでも足らないということで、昨年、印刷局のおおとり保育園が廃園になるというところを引き継ぎまして、小田原市がこのおおとり保育園を取得いたしました。 これまで50人だった子どもたちの数を、定員いっぱいの90人枠に増やし、なおかつ0歳児、1歳児看てとれるような乳児保育も可能としたしました。 これによって、これまで待機児童がとても多かった川の東の地区の待機児童対策はかなり進みました。一昨年、40人位いた待機児童の数は、昨年には19人に減り、今年はまた違う形で増えてますけれども、また、減少していく見込みとなっております。
もう1つ、日頃、地域の中で子育てをされているお母さん方への支援ということで、子育ての様々な支援体制を地域の中に作ってきました。 各連合自治会ごとに民生委員さんとか、自治会長さんたちがやってもらっている子育てサロン、これを充実させるとともに、いわゆる子育て支援センター、この4か所目の開設を昨年いたしました。 これまではマロニエの中にありました「ラッコ」、また、富水の地域センターにありました「いずみ」、また、橘のこゆるぎにありました子育て支援センターの、この3か所があったんですけど、いずれも車でなければ行けない所だったんですね。 で、4か所目の支援センターは小田原駅西口から徒歩2~3分のところにあって、すなわち公共交通、電車で行ける場所に確保させてもらいました。 これで市内全域から車で来ることができないお母さんたちにも使っていただけるような場所ができました。 毎日、30組から50組の方たちに利用をしていただいております。
今後は、この地域の子育てサロンと、この4か所の子育て支援センター、このネットワークを密にしまして、地域でくまなく子育て支援ができるような取り組みを更に強化をしていこうと思っています。