加藤けんいち

おだわらを拓く力(加藤けんいち後援会)

小田原市の財政について

みなさんこんにちは。 小田原市長の加藤です。
小田原市の財政についてお話しをいたします。

小田原市は過去の大型事業等の時に借り入れをした市債が大変溜まっておりまして、私が就任する時には、全体で、いわゆる借金の類が総額で約1,500億、正確には1,490億円、溜まっておりました。 これは、県内でも高い水準にありまして、公債費比率等は県内でも19市中、上位1番か3番の比率の高さでありました。 これを何としても圧縮していかなければいけない、ということで、この間、4年間、財政の健全化に取り組んできております。

いま、小田原市の財政、これは小田原市に限ったことではありませんけれども、放っておけば生活保護世帯の増加、あるいは介護や医療費の増加に伴う扶助費の増高が大変なスピードで進んでおりまして、黙っていても毎年数億円、この扶助費だけでコストが増えていく、そういう状況ですので、放っておけばどんどんコストは増えていってしまいます。 ですから、今まで以上に借りないといけない状況なんですが、小田原市の場合は、いろいろな大型事業については、ここはじっと我慢をして、まだ着手をしておりません。 また、様々な毎年毎年の経費、これについても毎年数パーセントずつ、それぞれの所管に経費削減の努力をさせてコストの縮減に努めてまいりました。 また、国の人事院勧告等と連動する形で職員の賃金も圧縮をし、ここにきてまた地域手当の大幅削減をいたしまして、2億円強の圧縮をしたばかりであります。

そういった努力を積み重ねまして、私が就任しました当初、1,490億円ありました借金の類は平成23年度末、この前の年度末で1,260億、約230億円、この市債の類は圧縮がされております。 大幅に赤字を減らしまして、また、これから過去の大型案件の借金の返済も進んできますので、これからはそういうところに投資余力が生まれてきます。 それを、今後必要になってくる大型案件に振り向けていくことが可能となってまいります。