みなさんこんにちは。小田原市長の加藤けんいちです。
現在話題になっております、三大懸案事業についてお話をいたします。
まず、小田原地下街。地下街については再開をするために必要な再生計画が整いました。
私が就任して直後に立ち上げたまちづくり検討委員会からの答申を踏まえて、小田原の魅力を十分に備えた、また、市内全域にお客さんを出していくための、いわば、にぎわいと交流の拠点にしようということで計画を作っております。
この後、議会のみなさんや、市民のみなさんと議論をした上で、平成25年度、来年度の後半には再開に向けて現在作業を進めております。
お城通り地区再開発。長年、民間任せの事業計画案を何度も立てては経済情勢の動向等でそのたびに頓挫(とんざ)をしてきました。
もう20年以上、経っております。
行政が責任をもって、この小田原の顔にふさわしいまちづくりを進めようということで、ここ数年、幅の広い、また緑をしっかりと植えた緑道を、まず整備をしていこうということで、昨年来、取り組みを進めています。
すでに、旭丘高校の方から民間のみなさんにご協力を頂いて、既存の建物の除却が進み、整地が進んでおります。
この後、お城寄りに現在あのスペースに駐車をしております三百数十台分の駐車能力を持つ駐車棟をつくり、そこには駅周辺の会議室スペース、また、市民の皆さんの交流の場所、これを入れていきます。市民会館にある(市民活動)サポートセンターもこちらの建物に入れていく予定です。
もう1つ、市民ホールについてです。
市民ホールにつきましては、この間、前の計画を全面的に見直しまして基本構想、基本計画、そして中味づくりにまつわる文化振興ビジョンの策定まで進んでいます。
大変、丹念な市民参画によるプロセスを1つ1つクリアしてきました。
用地はお城の正面、馬出門の前面で一番小田原らしい文化の力を発信するにふさわしい、三の丸地区に用地を確保していきます。
地権者のみなさんにご協力を頂いて、いま順次用地の拡大が進んでおります。
このあと24年度にいよいよ設計者の選定に入り、25、26年度で設計、27、28年度で建設して、28年度に竣工を目指していきます。
これからの小田原の元気なまちづくりになくてはならない芸術文化の創造の拠点としてあの場所を大切に活かしていく予定です。
このように3つの事業はそれぞれ、まだ建物等はできておりませんけれども、そこに向けての1つ1つのステップを、いま、丹念に踏んで実現に向かって着実に進行をしております。