- 2006年の活動
- 報告会:欧州の持続可能な地域づくり ~デンマーク、スウェーデン、ドイツに学ぶ
報告会:欧州の持続可能な地域づくり ~デンマーク、スウェーデン、ドイツに学ぶ
日時:9月9日(土) 場所:小田原市民会館
- 【主旨】
- 欧州諸国では、市民が地域づくりの主体となって、環境・福祉・エネルギー・市民自治などの様々な分野において「持続可能な地域づくりが進められています。
それらを自分の目で確かめ、現地の実際を体験しようと、加藤憲一が6月24日から7月8日までの2週間、デンマーク、スウェーデン、ドイツの3ヶ国を歩いてきました。
それら3ヶ国の5つの都市圏に滞在し、街づくり・環境・福祉・教育・市民自治・観光政策・食糧およびエネルギーなど、いくつものテーマを持って歩き回り、訪れる先で「やっぱりこうすればできるんだ!」と感心し確信させられる地域づくりの様々な実践に出会いました。
この2週間の濃密な体験と見聞、現地での素晴らしい出会いは、小田原の未来を創る大切な素材となるはずです。
豊富な写真を用いて報告をさせていただき、これらを市民のみなさんと分かち合い、小田原やあしがらの地域づくりのおけるヒントや未来への希望をともに見出したいと思います。

- 【内容】
- 報告者: 加藤けんいち
1.訪問5地域の実践紹介
2.あしがら地域へのヒント
- 【ご報告】
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欧州視察の報告会を市民会館6階会議室にて開催、約70名の方が熱心に耳を傾けてくださいました。「欧州の持続可能な地域づくり」と題し、街づくり・教育・福祉・市民自治・環境・エネルギー・観光などのテーマで、800枚以上に及んだ現地の写真記録を精選。・分類し、スライドショーの形でご覧頂きました。
- 参加者の感想を抜粋させていただいたものをいくつかご紹介いたします。
「理想を現実にする市民自治の姿は、日本より数段優れているようで、驚いた」
「ストックホルム市では、開発計画の進捗状況が常に市民に公開され、市民からの質問や意見の全てに対して、市職員が丁寧に答えているという報告を聞き、民主主義の精神や核心に触れたような気がした」
「欧州の市町村の議会制度など、日本とは全く違うこと、情報は聞き及んでいますが、報告の中で市町村の議員たちと行政スタッフの姿がよく見え、あらためて、わが国の市民自治の未成熟ぶりにため息が出ました」
- 真に豊かな市民社会、持続可能な地域づくりへの果敢な挑戦を続ける欧州諸国とのネットワークは、今後も強化し学んでいく予定です。
なお、南ドイツ・フライブルクでガイドをお願いした環境ジャーナリストの池田憲昭氏を小田原にお招きし、現地での環境・産業・観光一体となった街づくりの取り組みを伺う講演会を11月29日(水)18:30より小田原市民会館にて行ないます。
- また、今回の欧州報告は少人数の集まりなどへも出前可能です。テーマごとに分割も可能ですので、話を聴いてみたいという方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。一人でも多くの市民の皆さんへお伝えできれば幸いです。